愛読書

こんにちは。

東急田園都市線の青葉台駅から徒歩15分の横浜市青葉区榎が丘にある「あやのピアノ音楽教室」ピアノ講師の中村あやのです。

今日は、私の愛読書をご紹介します。

千蔵八郎 著 『音楽史〈作曲家とその作品〉』

これは私が音高生の時、授業で使っていた教科書です。

歴史の授業は古い時代から順を追って勉強していくので、始めはとってもつまらない。

始めが大事なことは分かるけれど、あまりに今を生きる自分とかけ離れているため、親近感が湧かないんです。

そこで私は授業中、先生の話を聞いているフリをして教科書をどんどん読み進めていました。

そしてよく知っている作曲家のページを発見して驚愕しました。

例えばシューベルトのサブタイトルには「遺産はわずか数十万円ほど」、ドボルザークのサブタイトルには「列車時刻表を暗記したSLファン」など、興味をそそる文言が載っていました。

もちろん内容も、作曲家の生い立ちから音楽的な特徴や立ち位置、作品、さらには性格の細やかな描写などが書いてありました。

それを読むと、まるで知り合いのように作曲家を身近に感じることができました。

読み物としてとても楽しく、私はことあるごとに引っ張り出して読んでいます。

おすすめな一冊です。

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