夢中になるということ
こんにちは。
東急田園都市線の青葉台駅から徒歩15分の横浜市青葉区榎が丘にある「あやのピアノ音楽教室」ピアノ講師の中村あやのです。
今日のテーマは、夢中になるということ。
何気ない日常も、家事をしたり育児をしたり、それがなくてもただ生活をしているだけで一日は過ぎ去ってしまいます。
さらに、私という人間は怠け者で、何もしなくてもいい日があればどこまでもダラダラ過ごしたいと思っています。
それでも、音楽に目覚めた日からずっと心の片隅にピアノがあって、一日の中に今日生きた証や頑張った証を残そうとします。
どういうことかというと、まず練習。
これは毎日ピアノに触れること、練習の積み重ねでピアノは上達するので、できるだけ欠かさず練習したい。
「練習を1日休むと自分に分かり、2日休むと批評家に分かり、3日休むと聴衆に分かる」なんてよく言われています。
気分が乗らない日も、今日はサボっちゃいたいな~と思う日も多々ありますが、一応ピアノ触っとこう!と決めています。
これが、本番で「毎日ピアノに触れていたから大丈夫」という精神的な自信につながることも知っています。
そして、いい音を出すためには姿勢が大事。
丹田(たんでん)と呼ばれるおへその下あたりと腰を支えにして音を出したいと思っていますが、練習の中だけではなかなか定着しないので、普段の生活から意識をします。
一般的ないい姿勢ではなく下半身に重心が来て、音を開放するために喉も開く(ピアノでも)ので、側から見たら二重顎になります。
無意識に流れているBGMの音取りをしたり、拍子を数えたりすることも日常茶飯事ですし、机に手を置いている時にいい手の形を研究し始めちゃうこともよくあります。
他人の目を気にせず、やりたいことに没頭しているこの状態が夢中になるということなのかな、と思います。
夢中になると、真剣にそのことを突き詰めていき、自分の無力さに泣いたり、落ち込んだり、他人の凄さに圧倒されたり、見えないものが見えてきて辛くなる時もあります。
だけど、ダラダラ何もせず生きてるよりずっときっと幸せなんだなとも思います。
なにより音楽を奏でられる、聴ける喜びがあります。
何気なく過ぎ去ってしまう毎日に、少しずつ自分が進化できる夢中になれるものがあってほしいなと(それが音楽やピアノでなくても)思っています。